技 法 :型染、線刻糊防染、刺繍 素 材 :絹布、染料、絹刺繍糸、金箔 サ イ ズ :φ40 × 6 cm 制 作 年 :2024
概 要 :コンセプトは「満ちる」、掛け言葉のようですが「満つと散る」の両方の意を込めています。特にこの作品では、「散る中で満ちていく色」に注目しました。
この作品のモチーフは一輪のチューリップです。満開から枯れる日まで、毎日スケッチをしました。毎日観察していると、花は少しずつ枯れていきます。時間と共に花びらにしわが入り、首をもたげていきますが、その過程であっても、しわの奥に目が覚めるような鮮やかな色が存在したり、落下の中でも上を向こうとする生命の姿があり、いつもハッとさせられます。
写真の奥にあるスケッチを元に制作しました。
今回の個展ではスタンドに立てて展示をしていますが、場所にあわせて 写真のように壁面に展示することも可能です。